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2022.12.11 畑にて

今年の1月に東京都内から埼玉県比企郡小川町へ自宅を引っ越ししました。子どもが小さいうちから自然豊かな場所で育ってほしいという思いが一番の理由でしょうか。昔から、いつかは田舎暮らしをという思いがあったのですが、今がその時というタイミングになったのだと思います。


しばらくは都内の事務所に週2回通い、それ以外はリモートワークをしていましたが、11月初旬に思い切って都内の事務所を閉め、完全自宅実務とすることにしました。(看板は都内に残しておりますが) やはり最近の社会状況でオンラインでほぼ全ての仕事が済むことと、事務所での打ち合わせがほぼ無くなったことが大きな理由ですが、忙しい時の通勤時間がもったいないという理由が一番大きいかもしれません。


2拠点生活から本格的な移住生活に入りましたが、少しずつ生活にリズムができてきました。最近頑張っているのが、小川町の有機農業の発祥の地である霜里農場で月1回有機農業を学びながら、ご近所さんのご好意でお借りできた小さな畑と自宅の庭での野菜作りです。とは言っても、育てている野菜はまだ少しで、今は土づくりがメインですが。

昔から小さな自給自足生活をいつかはやりたいなと思っていたので、その最初のステップとして畑ができることは本当に有り難く思います。4歳の娘がこうしんばたけ(行進畑)というなんとも素敵な名前をつけてくれました◎



有機農業は一にも二にも土作りからということで、前日完熟腐葉土を作るために堆肥箱を製作しました。ホームセンターで買ってきたNFボードをカットし、切り返し用に杉板で真ん中に仕切り板をつけました。大量の落ち葉と鶏糞、米糠、雑草などを何度も踏み込みながら仕込みました。畑にも小川町堆肥組合で購入した完熟腐葉土を家族みんなですき込みました。来年の春からは本格的に野菜を育てられるように、しばらくは土作りに専念です。





来年は、この地にしっかり腰を据え、今まで通りデザインの仕事をやりつつ、いくつかの新しいことにも挑戦していきたいと思っています。今は借家住まいなので、新しい自宅兼事務所を構えたいし、地元の企業さん(小川町は和紙が有名◎)との協働などもぜひやってみたいですね。

少しずつ仕事と生活を重ねていき、小さな自給自足生活をしながら、ライフワークに打ち込んでいきたい。夕暮れの畑でそんなことを思いました。




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